小田原準決勝11Rで山賀が絶体絶命のピンチを切り抜けた。
グレーツァーの番手を巡り佐藤和と競り。山賀は内から競り勝ったもののグレーツァーの踏み出しに離れ、自力で追い掛ける展開になった。2コーナーでは高間の強烈なブロックを浴びたが、必死に前を追い掛けて3着。山賀マークの近藤が2着に入り、千葉コンビがそろって決勝(11R)へ駒を進めた。
絶体絶命の展開をしのいだ山賀は「いや~ブロックがきつかった。車が出ないと思った」。大粒の汗をぬぐうと「先輩が頑張っているのに後ろから外を踏もうとしている後輩がいたんですよ」。近くにいた近藤が聞こえるような声で不満を漏らし「決勝は近藤君が先頭で頑張ってもらおうかな~」と冗談めかして周囲の笑いを誘った。
口が滑らかな時の山賀は絶好調のサイン。堀内が逃げて番手からタテ脚を発揮する流れなら…。絶好調男が強力外国人コンビに一泡吹かせるか注目だ。